進化し続ける検索エンジンを攻略出来るSEO内部対策

検索順位の上位表示対策として、SEOライティングで「ターゲットキーワード」をなるべく多く含めるなどの方法がよく聞かれますが、それはもはや時代遅れです。Googleの検索エンジンが人工知能を搭載することで、単に検索窓に入力された検索キーワードにマッチする「文字を拾うもの」ではなく「意味を解析するもの」に変化しているからです。

では、意味を解析するというのはどういうことなのでしょうか。

これまでは、そのページに検索キーワードが多く含まれるものが上位表示されるようになっていましたが、やはり文章の意味を読み取らなければ、ユーザーにとって本当に有益な情報なのかどうかは分かりません。

そこで、Googleの人工知能は、文章中の言葉の成分から意味を解析することでよりユーザーのニーズを反映した検索結果を表示するようになりました。これがGoogleが上位表示決定づける為の重要評価基準の一つとしているRankBrainです。

では、人工知能がどのように意味を解析しているかということですが、例えば「SEO対策」というキーワードの場合を見てみましょう。

従来は、「SEO対策」と検索すると「SEO対策」というキーワードが含まれるページをピックアップして上位表示していました。
これに対し人工知能検索エンジンの場合、まずは「SEO対策」という単語を因数分解することで、「SEO対策」という概念を構成する、成分となる単語が使われているページを探します。
具体的に例をあげると、「内部対策」「外部対策」「ディスクリプション」「検索順位」「メタキーワード」「上位表示」「検索エンジン」「内部リンク」「外部リンク」などのキーワードです。

これらを「SEO対策」というキーワードの「成分キーワード」と呼びます。さらに、その中で「SEO対策」であるということを決定づけるキーワードが「特徴語」と呼ばれ、Googleの人工知能は、この成分キーワードと特徴語を解析することで上位表示するページを決定しています。

つまり、上位表示するには、メインキーワードと関連性の高いキーワード（成分キーワード）と特徴となるキーワード（特徴語）を含めて記事を書けば良いということです。

しかし、ただ成分キーワードと特徴語を多く含めて記事を書けば上位表示されるというわけではありません。メインキーワードとの関連性がなかったり、キーワードの出現数が不足していたりすると、Googleに正しく認識されないからです。

Googleは人工知能を検索エンジンに搭載し、従来の検索エンジンから大きく進化しました。その結果、現在の人工知能検索エンジン時代のSEO対策は、過去の従来の検索エンジンに対応したSEO対策とは全く違うものになりました。

メインキーワードの成分キーワードを調査・診断してピックアップします。

弊社ツールをご利用頂く事で、これらの成分キーワード・特徴語の候補を、Googleの検索エンジンの人工知能から判定して自動でピックアップする事が出来ます。また、それらのキーワードと対策したいキーワードとの関連性も算出できるので、効率良く適切にキーワードを選定することが可能です。

例）メインキーワードと成分キーワードの関連度スコア

さらに、Googleの人工知能に成分キーワードと特徴語が正しく認識されているかをチェックする機能も搭載しているため、SEO内部対策において確実に成果の出る内部施策が可能になります。

内部リンク最適化によるページ品質の向上

正しい内部対策には、一つ一つのコンテンツの質だけではなく、コンテンツ間の最適なリンク設計が必要です。コンテンツ間のリンクを最適化することで、ページ単位での検索順位のアップだけでなく、サイト全体の検索順位のアップにつながります。

Googleは検索エンジンの順位の決定基準として、そのページの重要度を表すページランクを設定しています。ページランクは被リンク（内部リンク・外部リンク）を増やせば高まる仕組みになっているため、以前はSEO外部施策として被リンクを増やす方法が流行していました。

本来であれば、リンクがあればユーザーはリンク元ページから、被リンクを受けているページにアクセスするだろうと考えられていましたが、意図的に大量発生させたリンクの場合、ページの情報が古かったり、関連性が薄かったり、スパムサイトであったりとさまざまな問題によりユーザーがリンク元ページからアクセスしない、してもすぐに離脱するという状況が起こりました。

その対策として、Googleの検索エンジンはページランクと合わせてそのリンクからのトラフィック（アクセス）を重視するようになり、被リンク数が多くページランクが高い状態でもトラフィック数が少ないと品質が低いと判断され、順位が上がらなくなりました。

つまり、内部の被リンクをたくさん獲得し、かつトラフィック数も獲得できていることがサイト全体の順位アップの条件となります。

弊社のツールをご利用頂く事で、サイトを登録するだけで全ページの内部被リンク数と現状のトラフィック数、さらに理想的なトラフィック数まで一覧で表示されます。また、その結果からサイト全体の状態や改善が必要なページが一目で分かるようになっており、効率的に最適なリンク構造を設計することが可能です。

WEBサイトの構造化で検索エンジンに正しくページを認識させる

構造化データとは、htmlで書かれたwebサイトの情報が何を意味するのかを、検索エンジンやその他のクローラーに理解できるようマークアップしたものです。構造化データについて、Google、Yahoo!などが共同でフォーマットや形式を標準化したものがschema.orgで、人物はPerson、名前はName、製品やサービスはProductなど、様々な種類の情報に対応するカテゴリがリスト化されています。このschema.orgのデータベースの中のどの部分に貴社のwebページが当てはまるのかという事をマークアップすることで、検索エンジンがより正確に貴社のWEBページの情報を読み取ってもらえるようになります。SEOにおいても効果的な施策になるので内部対策でサイト改善を行っていきます。